今年初めて出会った興津の薄寒桜は、病んでいました。
豊かな花の量を想像していただけに、真正面からはカサブタをつけたように見えるその姿は、ひどく痛々しく見えました。 ありのままの姿をお伝えするには、真横の画像が一番わかりやすい… けれど、今まで名木として多くの人たちに慕われてきたこの桜が持つ品格は失いたくない… 悩んだ末、桜の大きさがわかること、満開時の形が想像できることを条件に、使う画像を絞り込みました。 迷った末に選んだのが、入口ページの画像です。 そして、しばらくたって、やっとありのままの姿がわかる画像を取り出しました。 真ん中の花色のない大きな部分が、病んでいる箇所です。(右下の薄暗い箇所は、落花盛んで葉も出始めた部分) この病んだ箇所が、今後どうなるかはわかりません。根の部分にある病巣を治療し、枝の回復が可能と判断されれば残るでしょう。 桜の今後の状況を見守りたいと思います。 |