 (撮影 2005年2月21日 静岡県河津町) |
| 咲いては散り、散っては咲く、くりかえされる桜の季節。
そのくりかえしが、たまらなくいとおしい。
ひざしは春、吹く風は冬。二つの季節にはさまれたまま、桜は指折り数えるように花数を増していく。 |
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河津町のカワヅザクラも、ずいぶん早くに咲き始めていましたが、やっと今、町全体が見頃の時期を迎えたと聞き、出掛けることにしました。 10日前、熱海市内では、早くも３月の主役の桜が咲き始めていました。ひょっとしたらカワヅザクラに追いついてしまうのではないだろうか？ そんな心配をよそに、車窓から眺めたそれらの桜は、まったくと言っていいほど、開花が進んでいません。 「お見事…」桜の開花の順番はきっちり守られていました。 車窓からでも、葉桜近くになったカンザクラ、色鮮やかなカワヅザクラ、咲きはじめのオオカンザクラ、早咲きのオオシマザクラの区別がつきました。 連絡を取り合うような桜の時間の重ね方、何度見ても感心するばかりです。 |