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タマナワザクラ(玉縄桜)


春よ こい

タマナワザクラ
(撮影日 2003年3月8日)

解説



 鶴岡八幡宮へ向かう参道の途中に、若木の桜が花を咲かせていました。延々と続く大きな木はソメイヨシノです。 その中でポツンと季節はずれに咲いてしまった数本の桜は、地元生まれの早咲きの桜、玉縄桜…のようです。

 よく見ればこの1本の枝、気の毒なことに2カ所も小枝が折れています。その原因が、人為的なものなのか、偶然の事故なのかはわかりません。 枝の形が悪くとも、この桜に惹かれたのは、季節を語るものへのいとおしさ…その一言に尽きるようです。

* * *


 (後日談)
 玉縄桜かどうか確信が持てなかったもので、管理されているところへ問い合わせて、お返事をいただきました。 記録を調べていただいたようで、その要旨は、 「その桜が正確に玉縄桜だと断定はできませんが、植えた記録があり、この時期に咲くことから玉縄桜だと思われます。 今後も機会があれば調べてみようと思います」とのことでした。 文面からは真摯な姿勢が感じられ、「毎年、ここのお守りをいただいて良かった…」と思った次第です。(^^;)

 ですから、オススメは、鶴岡八幡宮へお参りしてこちらの桜をじっくり観察されたあと、 鎌倉駅から2つ先のフラワーセンター大船植物園の玉縄桜をご覧いただくというコースですね。(^_^)




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